育ってきた環境が違うから

 

 

 

山崎まさよしさんの曲は「僕はここにいる」が好きです。

どうも,ブス島です。

特に山崎まさよしさんのファンと言うわけではないのですが,
最近ほんとに山崎さんの「セロリ」のこの一節が
「ほんとだよな~」とじんわりと,しんみりと感じてしまったりするのです。

「育ってきた環境が違うから」
山崎さんの詩では,この後「好き嫌いは否めない~♪」と軽快に続くのですが,私が実感するのは「好き嫌い」も含めて「人の性質」。

今日感じたことを一例に挙げると,
「仕事への取り組み」というか,「考え方」。

私の会社は考えが古い会社で,出世の最低条件が「結婚」です。
実際に人事担当の役員から「結婚しなさい,でないと役職を与えられない」的なことを面と向かって言われたことがありました。
騒げば「セクハラ」とか云々となるのでしょうが,私はもちろん結婚できませんし,そもそも「できれば出世したくない」「責任を負わされるのとかいや」「できれば平でそれなりでいい」と思っている性質の人間なんで「ほへ~」と聞いていたのですが,やっぱり私みたいのは世間では「稀」なんだと思います。

父が仕事人間で,帰ってくるのは毎日午前様。
明け方近くのこともしょっちゅうでしたし,帰ってこないことも。

そればかりが理由ではないですが,私は「仕事はソコソコ」「私生活もソコソコ」の「THE・ソコソコ人間」に育ちました。
人様のご迷惑にならない程度に仕事も私生活もやっていきたい。
人を押しのけて出世とか考えられない。
みたいな。

でもそれは私の様々な「育ってきた環境」が影響しているわけです。
父のことだけではなく,友人関係や学校生活,育った地域云々・・・・・・・

年齢的に中年になってきているので,最近「そろそろ年齢も年齢だし,責任ある仕事を任せるから。」「これを超えるとこの先(出世?)があるから」的なことをすごく言われるのですが,(ものすごく乱暴な言葉を使ってしまうと)「正直,ものすごくメーワク」。
まぁ,「年齢的にいつまでも新人さんみたいな仕事はしていられないよ」という言いがかりは百歩譲って受け入れるとして(しかし弊社はこの年齢になっても,給料は新人さん並みで変わらないのだけれど)「これを超えると先(出世)がある」みたいなのは,すこぶるメーワク極まりない。
「アンタらは出世とか嬉しいかも知んないけど,こっちはイヤなのね。したくないのね。」なのだ。

言わないのはさすがに卑怯だと思って,その意志はきちんと伝えてあるのだけれど,「そんなこと言うな」みたいな雰囲気で,「そーゆーこと言いながら,したいでしょ?出世。」みたいな返しをまじめに受けたりするからたちが悪い。

与えられた仕事は責任持ってこなすし,与えられた仕事だけじゃなくもっと・・・的なことも「はいはい」って受け入れますから,自分たちの価値観で他人を振り回すのだけはやめて欲しい。
それともなにか?会社ってのは,そういう,なんか人間の考え方とか,「自分はこうありたい」「こうやって生きていきたい」というものまで否定して「こうしないさい」といえるものなのだろうか。

私の考えが年齢の割にかなり幼くて,割りと自分勝手な部分が多々あるのもわかってはいるけれど,私は「出世目指して,滅私奉公している同期」みたいになるのはなんか受け入れがたいのだ。

それはもちろん,結婚・家族とかの「守るべきもの」があるのとないのとの違いだよ,って言われるのもわかってはいるし,だからこそ会社はむりやり結婚させたがるのだろうけれども。

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