「贋作 桜の森の満開の下」(作・演出:野田秀樹)を鑑賞してまいりました。
過去、野田秀樹作品は3、4回見ていて、そのたびに「だめだ・・・野田作品は性に合わない、今度はやめよう」とそのたびに思い、前回の野田作品で「今後絶対に野田作品は見ない!」って決めたのに・・・・・
だって・・・・・
キャストが
天海祐希さん、深津絵里さん、妻夫木聡さん、古田新太さん、藤井隆さんに銀粉蝶さん、大倉孝二さんに門脇麦さん・・・・・を始めとして、もう豪華豪華・・・・・・
見ないわけには・・・・いかない、でしょう。
それが苦手な野田作品だったとしても。
特に深津絵里さんと藤井隆さんは舞台で拝見したことなかったので、なおさら見たい・・・・
これだけのメンバーです。それも野田作品とくれば、もうそりゃプラチナチケットですよ。
チケットぴあとかではもちろん取れず、アメリカン・エキスプレス・カードのプラチナコンシェルジュ(チケットサービス:日本エマージェンシーアシスタンスサービス様)さんにどうにかこうにか確保していただきました。
日本エマージェンシーアシスタンスサービス様は「よいお席ではないのですが・・・」と恐縮されていらっしゃいましたが、取れただけでも万々歳です。ありがとうごぜぇやすだ。って感じ。
実際当日券も長蛇の列。
お聞きしたところ、200人まではいかないと思うけれど100人は並んでいらっしゃったそうです。
(会場の1時間前なのに)
舞台は・・・・・深津絵里さんが圧巻の演技でした。
もともと天海祐希さん、古田新太さん、銀粉蝶さん、大倉孝二さんは、もう舞台慣れされていらっしゃるので、もうある種の余裕というか「大物感」すら漂っていらっしゃいます。
深津絵里さんも、もう女優としてはベテランですので心配などはないのですが、実は舞台前半、恥ずかしながら深津さんに気が付きませんでした・・・・(汗)。
深津さんに気が付かなかった理由は
1.深津絵里さんが想像以上に、いや、想像を遥かに上回って若かった。
2.深津絵里さんが、想像以上に、いや、想像を遥かに上回って演技が上手だった
3.深津絵里さんのイメージを覆す、びっくりの役だった
です。
深津さんは「夜長姫」という重要な役割を演じていらっしゃったのですが、私はずーーーーーーと「うまい女優さんだなぁ・・・・あとでパンフレットで名前確認しよう」と思い、「深津さんはいつ出てこられるんだろう」と双眼鏡を使って「夜長姫」をガン見しながらずーーーーと思っていたのでした。
前半が終わってパンフレットを確認してびっくり!!!
もうね、声色も変幻自在。
すごんだり、可愛い声を出したり、かなり難しい役なのですが・・・・・・
「うまい女優さん」という認識はありましたが、これほどとは。
正直、大竹しのぶなんて遥かに超えています。
※正直大竹しのぶさんは、個人的に「世間の評価ほどうまいとは思っていない」ってのがあると思いますが。
(自分の演技に酔っちゃってて、「何をやっても大竹しのぶ」なんですよね。)
これはすごい・・・・・
今まで見てきた女優さんの中で一番かな。深津絵里さん。
今度深津絵里さんの舞台があったら、必ず行きたい。
ちょっと深津さんが出てるドラマももう一度見直したいくらいです。
苦手な野田マップだったけど、行ってよかった~。
超大満足でした。